プリンター
プリンター選びについて
リサイクルトナーの側面からみたプリンタ選択方法。
これは、ランニングコスト面からのアプローチであり、オフイスの環境や、
使用中のシステム等々は考慮しておりません。
あくまでもご参考で。
プリンタには、印字可能用紙サイズにより、A4とA3の2タイプに分かれます。
リサイクルトナー使用時の1枚あたりの印刷コスト(A4、5%印字)を比較すると、
次の様になります。
純正トナー |
リサイクルトナー |
|
購入価格 |
35.000円 |
14.000円 |
削減額 (1本あたり) |
21,000円 |
|
削減額 (プリンタ1台あたり) |
63,000円 |
|
削減効果 (年間・全社) |
126,000円 |
A4とA3のプリンタを比べると、A3タイプのプリンタの方が、
リサイクルトナー使用時に40%以上安くなります。
リサイクルトナーの製造には手作業に頼る部分が多く、製造原価において、
交換する部材や新たに充填するトナー粉のほかに、人件費の割合がかなり高くなります。
以上の理由から、1本あたりの印字枚数が多いA3タイプのプリンターの方が印刷の1枚単価が安くなります。
では、A3プリンタのなかでは、どの様なプリンタがランニングコストを安くすることができるのでしょうか?
答えから言ってしまうと、市場シェアの高いプリンタ。
つまり稼動台数の多いプリンタです。
メーカのプリンタの品揃えには、印字速度や機能によって複数の機種が存在し、
お客様にご選択頂ける様になっています。
そのプリンタは、中ぐらいに位置し、売れ筋の商品であることが多いです。
リサイクルトナーのメーカも、流通量の多いトナーの開発を優先的に行います。
流通量が多いカートリッジは、使用済みカートリッジの入手もしやすく、リサイクルに向き、量が多ければ、
交換部材やトナー粉の原価も安くなります。
そして、リーズナブルな価格で使用することができる様になります。
リサイクルトナーとカラープリンタ
最近は、カラーレーザープリンタがA4対応機種で5万円から、A3タイプで10万円を切るものもありますので、
従来のモノクロレーザープリンタからカラーレーザーへ切り替える企業・事務所様も多いと思います。
リサイクルトナー(消耗品)からみたランニングコストの整理をしました。
カラープリンタ1台運用とカラープリンタとモノクロプリンタの2台使用した場合のコスト比較です。
算出モデル |
カラーレーザープリンタ :エプソンLP-S5500 |
モノクロレーザープリンタ:エプソンLP-S1100(購入価格を42,000円税込とする) |
リサイクルトナー:カラープリンタ用:LPA3ETC5K(6,000枚印字,5%,価格8,500円税込) |
LPCA3ETC5Y/M/C(各6,000枚印字,5%,価格9,500円税込) |
モノクロプリンタ用:LPA3ETC17(10,000枚印字,5%,価格9,800円税込) |
上記より1枚単価を作成し、モノクロ印刷のコスト比較をしました(税抜)。
下の表のカラープリンターは、モノクロ印刷時のコストです。
印字枚数 |
カラープリンター |
モノクロプリンター |
単月差額 |
60ヶ月差額 |
500枚 |
825円 |
465円 |
360円 |
21.600円 |
1.000枚 |
1.650円 |
930円 |
720円 |
43.200円 |
2.000枚 |
3.300円 |
1.860円 |
1.440円 |
86.400円 |
3.000枚 |
4.950円 |
2.790円 |
2.160円 |
129.600円 |
5年間使用することを前提としました。2つのモデルの違いである、モノクロプリンタの機器代金の差額4万円を
吸収できるのが月間1,000枚弱モノクロ印刷を行うケースです。
これが分岐点となり、カラーとモノクロプリンター併用のメリットがでます。
さらに、カラープリンターは、定着機やトナーの搬送ベルトなどの消耗品は、かなり高価です。(保守対応品)
このモデルの場合は、80,000枚で交換する必要があり、部品、出張料、技術料等一式で、約10万円です。
モノクロプリンタも定着機の交換は必要ですが、カラープリンタに比べお安くないます。
したがって、月間カラー・モノクロ含め2,000枚以上使用する場合は、モノクロプリンタ併用で、使い分けする、
という考え方もあると思います。
これは、ひとつの事例・考え方であり、お客様の環境・サポート・システム等の違いにより異なります。
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Last update:2024/2/21